四季なりイチゴを中心に、様々なイチゴを栽培・研究しています

朱りファームのある山梨県北杜市の八ヶ岳南麓標高1000mの大地は、夏季冷涼な気候で日照時間は非常に長いという夏秋イチゴ栽培に大変適した環境です。また近くには名水百選に選ばれた湧水もあるほど、湧き水が大変豊富な地域であり栽培の源となる良質な水にも恵まれています。これらの理想的な条件によりイチゴはとても健康的に育ちます。そのため低農薬かつ食味のよい高品質な夏秋イチゴの生産が可能なのです。
朱りファームではイチゴ出荷の際、輸送中の傷みを最小限にするため、一粒づつイチゴがしっかりと保護されるソフトパック(ホールパック)を使用しています。さらに出荷先の要望に合わせ、収穫のタイミングを変えています。イチゴは大きさと形により厳密にランク分けして出荷しますが、これは大変手間がかるためコスト高になりがちです。朱りファームでは夏イチゴを低価格でご提供するための一つの方法として、規格外品のバラ詰め発送などにも対応しております。


夏秋イチゴは冬から春にかけて出回る冬イチゴに比べると全国での生産量は非常に少ないです。これは夏イチゴが夏季冷涼な土地でないと栽培できないという制約よりも、一般的に冬イチゴより収穫量が少ないという現実があるからなのです。冬イチゴと比べると夏イチゴの栽培技術はまだ発展途上と言え、朱りファームではこれまでの冬イチゴ栽培の延長的な栽培方法を疑い、常に様々な実験を行い技術の向上をめざしています。
栽培品種
■ すずあかね

国産夏イチゴの代表的な品種。果形はやや丸みを帯びており、色は明るい赤、果肉は大変ジューシーで、夏イチゴらしい爽やかな酸味と香りが、ケーキとの相性がよいと全国の洋菓子店様より高評価をいただいています。また固めの果実は日持ちに優れ、輸送時の傷みも少ない品種です。
■ 夏のしずく

果形はキレイな円錐形で、すずあかねに比べ、果皮は鮮赤です。食味もよく、またすずあかね程ではないですが実も固めで、日持ちのよさと輸送性に優れます。
期待の新品種です。