あいかわらず更新頻度の低いこのブログ、あんまり見ている人もいないですが。
2021年はあまり採れませんでした。
一番の原因はイチゴメセンチュウの被害が大きかったこと。全体の1/3ぐらいの株が被害にあいました。
詳しくは前回の投稿記事を見ていただきたいのですが、本当に甘かったというか舐めていました。生育期間中に使える有効な薬剤はないので、どうしようもないです。苗の定植時や生育初期は正常でも、いきなり新葉や花房が委縮するので恐ろしいです。前年に少しでもメセンチュウが疑われた株が出たら、きちんと調べて、次年度の苗に対してしっかりと防除することです。
次の原因として、黒斑病の被害が例年より多かったことです。
黒斑病はすずあかねをはじめ、一部のイチゴに罹病性があります。すずあかねを栽培されている方にはお馴染みですが、主に葉に黒い斑点が現れる病害です。頬っておくと他の葉にも移るので、病斑の出た葉は取るしかないのですが、当然たくさんの葉を取ってしまうと株が弱ってしまいます。また周りの株にもどんどん感染していってしまうのでやっかいです。
高温高湿度で、成り疲れも重なる7月後半~8月にかけて多くでる病害です。
当園では、毎年わずかに出るくらいでしたので、うまく抑える自信はあったのですが、これも甘かったです。この病害も有効な殺菌剤が少ないので困ります。
これら前年の反省点を踏まえて今年もがんばります。
栽培品種はほぼ全てをすずあかねにする予定です。
栽培以外では、昨年はふるさと納税の返礼品としてジャムをつくりました。ふるさと納税は返礼品の提供者の手取りは3割なので、それほど儲かるわけではありませんが、イチゴの生産以外にもいろいろやってみるのは大事かと思います。