イチゴメセンチュウ

前回の投稿でチビクロキノコバエの被害と報告しましたが、イチゴメセンチュウの害の可能性の方が高くなってきました。

その後、あまりに異常な花房がが多発するため、県の農業技術センターにて見てもらった所、提供した異常株3株全てからイチゴメセンチュウが検出されたとのこと。

当園では昨年までBS8-9がイチゴメセンチュウの被害に会いました。その際、イチゴメセンチュウの被害を受けた株はどのようになるか、わかったつもりでいたのです。また同じ場所で育苗したすずあかねにはこれまでまったく被害症状は出ていなかったため、なんとなく大丈夫だと思ってしまっていたのです。

ところが・・・です。すずあかねの場合は、概ね葉は正常に展開しますが、花房がおかしくなります。一応開花するものが多いのですが、まともに肥大せず肥大しても著しい奇形になります。そして花房の各花達が伸長せず、花房自体が短く固い状態になります。


ちなみにBS8-9では、葉も花房もおかしくなり、その姿は短く細く出た葉柄の先にごく小さな葉が付くといった感じです。(下図参照)今回のすずあかねとはまるで違います。だからまさかメセンチュウとは疑いもしなかったのです。

でもこうやって見ると似てないでもないですね。
いや甘かった・・・センチュウの類がBSにのみ被害を与えて、すずあかねは大丈夫なんてことあるわけないのに。いや甘かった。痛いですわ。

タイトルとURLをコピーしました