当園の東棟は発泡スチロール製の栽培槽にヤシガラ培地です。
発砲槽は保温性が高く、寒い時期は培地温を維持しやすいのですが、夏季は高温になりがちです。
西棟は不織布をハンモック状に吊り下げた栽培槽なので、表面から水分が蒸発し、気化熱で温度は下がりやすく、3~4度ほども違うのです。 そこで当園では発砲槽の内部の暗渠排水パイプ内に、送風することで培地温を下げる工夫をしています。
送風には加温用の加温器を使います。加温器の吸入ファンになるべくハウス外部の空気を吸い込むよう工夫し、これを加温器を送風状態にして送り込みます。
これを行うことで、栽培槽の底部で最大-3.5度ほど下がります。